「空き家をリフォームして賃貸物件に再生する実録ブログ|相続・換地・融資問題も全部公開」

空き家を相続して困った!実体験から学ぶリフォームと活用法【群馬・賃貸再生事例①】

「父が亡くなって空き家を相続したけど、どうしたらいいかわからない」「古くて汚れた家、売れるかもわからないしどうしよう」──

そんな悩みを抱えている方に、私が実際に経験した「空き家を賃貸物件に再生するまでの実録」をお届けします。


きっかけは知人からの相談。相続空き家との出会い

ある日、知り合いのクリーニング業者さんから相談を受けました。

「父が亡くなって空き家になってる家があるんだけど、どうしたらいいかわからなくて…」

実際に物件を見に行くと、長年放置されていたため、室内は荒れ放題。掃除もされておらず、猫を飼っていたようで糞尿の臭いも強烈でした。

実際の室内の状態

依頼をくれたのは次男の方で、兄と妹もいる3人きょうだい。相続登記が済んでいなかったため、まずは司法書士さんを紹介し、手続きからスタートしました。


相続登記完了!……しかし、まさかの「登記閉鎖」の連絡

数か月後、司法書士さんから「相続登記が完了した」と連絡をいただき、いよいよ売買契約の準備へ。

契約書も用意していざ購入!というタイミングで、思いがけない連絡が。

「登記が閉鎖されました」

その理由は、伊勢崎市による区画整理(換地)事業の開始。換地が終わるまで物件を取得できなくなったのです。


残置物撤去は許可されたが…取得までは約11ヶ月

物件を手に入れるまで約11か月もかかりました。その間、リフォームは一切できず、空き巣にも入られてしまいました。

それでも、売主様のご厚意で残置物の撤去だけは事前に許可してもらい、ゴミを処分するところから進めていきました。

なお、手付金30万円相続登記にかかった費用を支払い区画整理事業が終わるまで何もできなくなってしまいました。


【動画で公開】空き家のリアルな状況

実際の現場の様子は、YouTubeでもご覧いただけます。

▼動画①:初めての室内公開

▼動画②:残置物の片付け


空き家活用で学んだ重要なポイント

  • 相続登記が終わっていないと何も始まらない
  • 区画整理(換地)の有無は事前に市役所で確認すべき
  • 残置物の撤去や売買のタイミングには注意が必要

次回予告

次回は、融資を受けようとした際に発覚した「位置指定道路」の落とし穴についてご紹介します。

お楽しみに!


\ 空き家相続・リフォーム・売却でお困りの方へ /

この記事が「空き家を相続して困っている方」や「空き家を賃貸として再生したい方」の参考になれば幸いです。

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